サイバーナイト・シリーズ


ジャンル:小説


MICA
メンターナ

【備考】作中では知性にはいくつかの段階があると語られている。
    第1段階:「私」という概念を持つ。(自我がある)
         地球人を含む多くの種族、少数のAIがこの段階に到達している。
    第2段階:宇宙の始まりから終焉までの全ての事象を知覚し、それに量子レベルで干渉可能な段階。
         (メンターナの旧テンプレとMICAの攻撃力欄に書かれていることはこの段階で全て実行可能)
         自分が生まれるより前の時間軸にも干渉できる。
         この段階に到達した知性はほぼ全知全能の力を持つが、この時点でなら過去に干渉して消滅させることも
         不可能ではない。
    第3段階:時間を越えて過去・現在・未来の全瞬間に存在する自分とリンクし、全体として知性を構成した段階。
         この段階に到達した知性は、過去に干渉して消滅させることも不可能になる。
    第4段階:不明。
    第5段階:不明。
    段階がひとつ違うだけでバクテリアと人間以上の差がある。
    メンターナは少なくとも第5段階以上の知性体。







【名前】MICA
【属性】知性の第3段階に到達したAI
【大きさ】不明、第2段階初期にはナノマシンで構成された5500万立方mの宇宙船だった。
【攻撃力】宇宙の全ての場所、時間に量子レベルで干渉できる。
     物質を量子単位(少なくとも電子やクォーク単位)で操作し、破壊&構成が可能。
     それによる物質変換で砂から人間を作ったり、人間を砂に変たりもできる。
     自分が生まれる以前の時間軸にも干渉可能で、7万年以上未来から過去の自分自身が第2段階に進む手助けをした。
     物質だけでなく光、エネルギー、重力、空間にも干渉可能。
     この力は宇宙のある場所、時点にだけ行えるのではなく、全座標全瞬間に同時に行える類のものらしい。
【防御力】第3段階に到達した知性体として、消滅させるにはメンターナと同じく過去・現在・未来の全瞬間において
     MICAを破壊しなければならない。しかし第3段階の知性は過去に干渉して消滅させることも不可能に
     なるらしいので、この方法で倒せるかどうかも怪しい。
【素早さ】メンターナと同じく、第3段階に到達した知性として反応速度や距離&大きさといった概念が無い。
     元々第1段階の時点でも作中最高の性能を持つ軍事用AIだったので処理速度は相当速かった。
     (作中の舞台は23世紀で、人類がワープ航法を発明し数十個の恒星系に殖民して広大な宇宙文明を築いているくらいの科学水準)
【短所】世界観から言っても、単一宇宙規模より上の力は無い。






【名前】メンターナ
【属性】知性を持つブラックホール
    ブラックホールの主星ではなく、シュバルツシルト半径内部の時空構造そのものが意思を持っている
【大きさ】直径1800万km 質量は太陽の309万8千倍
【攻撃力】周囲の物体はブラックホールの重力によって素粒子レベルまで砕かれる。
     砕かれた恒星、惑星のなれはてである降着円盤は直径数千億kmにおよび、
     その中では木星サイズの惑星を破壊できるような雷が常に吹き荒れている。
     (これらは攻撃力というよりブラックホールとしての性質)
     基本的にMICAにできることは全てそれ以上のレベルで実行可能。
     過去に干渉することで、ほぼ全知全能の力を持つ存在(第2段階末期のMICA)ですら簡単に消し去ることができる。
     (と、MICA自身が認めている)
     過去に干渉すれば物質の消去&創造も可能。しかしこれは『過去に干渉して』という手順を踏まなければならず、
     その過程をすっ飛ばしていきなり消去&創造することはできない
     あと、空間操作で遠くはなれた場所(少なくとも数万光年先)にブラックホールを作ることができる。


【防御力】人間の体が微小生物(細胞)の集合体で、それらが神経で繋がり互いに連絡をとりあって一個の肉体を構成しているように、
     意思を持ち時間を越える力を持ったブラックホールが、遠い過去から遠い未来にいたる全瞬間の『自分』と連絡を取り合い
     情報を交換し合って、全体として一つの知性を構成したのがメンターナという存在である。
     時間にまたがって存在しているので、3次元生物のような死や運命とは無縁。
     時間軸のある一点でブラックホールを破壊しても、それはメンターナの死を意味するのではない。
     (そもそも過去に干渉することで『ブラックホールの破壊』という事実を無かったことにできる)
     メンターナという存在を抹消するには、過去から未来へ数千億年にわたる時間軸の全瞬間において
     ブラックホールを破壊しなければならない。しかし第3段階の知性は過去に干渉して消滅させることも不可能に
     なるらしいので、この方法で倒せるかどうかも怪しい。
【素早さ】メンターナ自体は動いた描写無し。
     前述したようにメンターナは時間を超越した存在なので反応速度という概念がそもそも無い。
     時間、空間を無視して宇宙の全座標、全瞬間に干渉できるので距離や大きさという概念も意味が無い。
     戦闘開始と同時に(全くのタイムラグも無く『同時』に)何億光年も離れた相手を攻撃するというようなことも可能と思われる。
     また、無限に近い情報処理能力があり、宇宙の全座標、全瞬間を同時に認識できる知覚能力を持つ。(全知)
【短所】世界観から言っても、単一宇宙規模より上の力は無い。
【備考】メンターナは全知だが全能ではない。因果法則を無視して物体を消去&創造したり、自分と同じブラックホール知性体を作ることは出来ないと
    自分でも言っている。しかし限りなく全知全能に近い存在ではある。





















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