スカイラーク・シリーズ
作:E・
E・スミス
ジャンル:スペースオペラ小説
『宇宙のスカイラーク』 (The Skylark of Space)
『スカイラーク三号』(スカイラーク3、Skylark Three)
『ヴァレロンのスカイラーク』 (Skylark of Valeron)
『スカイラーク対デュケーヌ』(スカイラーク・デュケーン、Skylarke Duquesne)
├ヴァレロンのスカイラーク(最終版)
├デュケーヌ号
【名前】
ヴァレロンのスカイラーク(最終版)
【属性】 宇宙船
【大きさ】 直径1万km(外壁は超合金ダガル?明確な記述無し)の球状人工建築物
【攻撃力】 [超大規模天体構造破壊存在] D.銀河を破壊可能
武装は、銅爆弾(核兵器クラス)の実体弾、6次光線(精神波)放射器、四次元転移装置等。
・6次光線(精神波)放射器:星なら瞬時に蒸発させるほどの威力
・四次元転移装置:無時間で、物体を別の場所に移動させることができる。
4次元空間(作品の主な舞台は3次元)を使うことにより、実現されているため
作中ではこれに対抗する手段は全く登場しなかった。(いかなる障壁も問題にならなかった)
さらに、全宇宙の、どこにでも(距離を問わず、無時間で)何かを出現させることができる。
作中での使用例は以下の通り。
・超光速で航行中の敵船内、それもクルーのすぐそばに暗殺者(6人)を出現させた。
・防御されている敵惑星の総統室に爆弾(星を破壊可能な威力)を出現させた。
・星を移動して、銀河を攻撃した。(下記の説明参照)
四次元+魔術の合体技により銀河系(クローラ銀河系)を破壊した。
(魔術というのは人類の知らない原理に基づいた技術のことで、いわゆる魔法ではない。)
具体的には以下の通り。
スカイラーク世界では、恒星が2つ融合すれば新星化するため、これを利用し、
他の銀河(銀河Aとする)の恒星を全て敵の銀河に転移させ、銀河全体で超新星を起こした。
銀河Aから恒星がなくなると、銀河Aにある全ての惑星が滅んでしまうので、
銀河Aの惑星は全て別の銀河Bにある恒星の公転軌道上に転移させた。
銀河破壊に要した時間は数分から数十分と推測される。
【防御力】 物質・エネルギーの双方を無力化する“力帯域”で防御。
力帯域は、同じフォースの次数なら絶対防御が可能というもの。
フォース(力)の次数というのがスカイラークの思考飛躍の元になっている。
四次フォースは原子力、五次フォースがサブエーテルレベルの原子力。
そして六次フォースが思考。それぞれ、波長(何の波長かは知らないが)
が異なり速度も異なるということになっている。
力帯域の高度な使い方として、特定波長だけを通すようなこともでき、
重力帯域を使って可視光線の立体映像を送るというテクも紹介されている。
スカイラーク3号の戦いでは、力帯域の波長を目まぐるしく
変化させてその隙間からビームを撃ち、敵の力帯域の隙間とたまたま
ぶつかったら有効、みたいな攻防をえんえんとやっていた。
その時の彼我の距離は数千光年。
【素早さ】 この世界(スカイラーク・シリーズ)では相対性理論を無視して超光速を出せる。
ウラン原子分解&重力場制御により3号以降は超光速を瞬時に出せる様になった。
(ヴァレロン号の動力はより優れた宇宙エネルギーで、燃料切れの心配がない。)
長距離では遠方の銀河から戻ってくるときも数日程度。
スカイラーク2号で、しかも即席で作った4次元転移装置でも、
故郷が宇宙図に載せられないほどの遠くに行ってしまうことができたので、
ヴァレロン号でも4次元転移装置による無時間長距離移動も可能と推測される。
スカイラークの機械は1秒間千回切り替え可
能、それを一秒の百万分の一でやってくれる
【特殊能力】時間停止装置で純粋知性生命体と仇敵デュケーヌを捕獲、
6次フォースでスクリーン投射すると建造物内部を透視することができる。
【長所】 兵器、及び本体の推進加速度は無限大
【短所】 特になし。
【説明】 内部には上陸用宇宙船スカイラーク2号と、開発者である
リチャード・B・シートンのワシントン邸宅レプリカが設置されている。
スカイラーク3号は純粋知性生命体に破壊された為、「ヴァレロン〜」は
当初スカイラーク4号と命名される筈だったが、女房ドロシー・シートンが
宇宙船を建築した惑星の名前を取って名付けた。
【画像】明確な挿絵無し。
アメリカで古〜い「アメージング・ストーリーズ」を探せば解説があるかもしれない。
【備考1】ヴァレロン号は惑星ヴァレロン出発時には直径1000km以上の大きさだったが、
一度撃破され改修工事を受け最終的には直径1万kmの大きさになった。
【備考2】銀河破壊に要した時間は数分から数十分と推測される。
理由は、破壊作業中に、少しだけ一悶着があったので数秒で終わったというのはありえないが、
その銀河から逃げ出せる物も無かったので何時間もかかったというのもありえないから。
悶着というのは破壊作業中に 、銀河にいた敵三名に魔術を使われてクルー三名が気絶させられ、
その後、シートンのライバル・デュケーヌがその敵を逆に自分の魔術で殺したという出来事。
それがなければあっという間に終わった可能性もある。
ちなみにこの時デュケーヌ達は銀河の外にいた。
【備考3】遠距離から6次フォースを感知する描写はヴァレロン号にはない。
しかし、ジェルミ人が奪った船が遥か遠くの銀河から地球の6次フォースを発見したという描写はある。
SF板スカイラークスレ190-228でテンプレ作成
4スレ883でエントリー
【名前】デュケーヌ号
【属性】宇宙船
【説明】デュケーヌが作った。
DQ号にはヴァレロン号と同じ装置が積まれていて、
サイズも大きいので能力はほとんど同じ。
よって、ヴァレロン号にできることは理論上何でもできる。
デュケーヌはクローラ銀河系の破壊の協力者で発案者の一人でもあるので、当然そのやり方も知っている。
ただし、描写はとぼしい。
DQ号で実際にやったのは数分から数十分と推測される短時間で惑星を1万5千個破壊した程度。
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