【作品名】 ブギーポップシリーズ(ビートのディシプリン含む)


【ジャンル】 小説

【先鋒】 リミット 
【次鋒】 ゾーラギ
【中堅】 杉乃浦晴海
【副将】 フォルテッシモ
【大将】 六嶺美登里



【先鋒】
【名前】 リミット(雨宮美津子)
【属性】 MPLS&改造された合成人間
【攻撃力】
リミットが触れている物(空気)は全て「エアー・バッグ」の影響下となり、ある程度制御可能。
 走っている電車の外の空気などは自分から大分離れており、
 風の流れが速すぎて空気分子が千切れるため操作不能。

空気圧縮:電車の一車両(20m)内の全ての空気を反射的に圧縮して瞬時に攻撃することができる。
         その範囲内の分子という分子が固まり、影響下にある者は全て圧殺される。
     周囲からの風などもエアーバッグの能力によって弾き返され入ってくることは不可能。
      
空気封印:原理は上記と同じなので射程20m。指をさした相手の周囲の空気を瞬時に停止。
     固定する相手を全く身動きができず声も出せないぐらい完全に停止させるか、
          ある程度動きを自由にさせるのかも自在。
     子どもが何年も普通に保管できる程度の封印なら簡単にできる。
     固定された相手を宙に浮かせたり、指を軽くふるだけで数十m先にぶん投げたりできる。

【防御力】 合成人間としての改造処置を受けているので人間を超える強度はある。
   特殊能力欄参照。他人に対し別用途に能力を使っている最中でも常に持続。
          
【素早さ】 合成人間としての改造処置を受けているので人間の限界位は超えていると思われる。
      バイク並のスピードで山道を駆け上がることが可能。
【特殊能力】 エアー・バッグ(常時発動)
・自分の身に迫る危険をとにかく遮断する、絶対的な防御能力。(本文引用)
 その範囲に入ることが許されていないかのように近付く物体が弾かれる。
  (限界不明なので明言されている戦車砲無効程度の物理防御の扱い)
・自動展開される範囲は「車が迫ってくる寸前」と「周囲の〜」という記述しか無い。
 (恐らくは1〜数m程度の全周囲)
・自分が触れている物(空気に触れているなら空気、車に乗っていればその乗り物自体)
 を絶対防御の盾へと自動的に変質させ、どんな速度で発射された攻撃だろうと遮断。
 様々な危険物質や毒ガスなども周囲の空気に弾かれ届くことは無い。
・例えば空気に触れていれば空気の壁が攻撃を完全に遮断し、車に乗ればその車は
 戦車砲で撃たれようと射抜かれず、転倒もせずにただ攻撃を跳ね返す。
・この能力で防御した物を正確に相手に跳ね返した描写無し。(恐らくはできない)
・体から放たれている独特の生体波動が運動エネルギーを捻じ曲げているらしい。(詳しくは解析不能)
 生体波動なので生きている限り常に自身の周囲に放たれているものと思われる。
・空気の屈折率や反射を操作することでものの見え方を変えることができる。
 作中では赤ん坊の褐色の肌を肌色に見えるように操作するのに使用。
 透明人間のように誰の目にも捉えられなくなることも可能かもしれない。(本文引用)
 
【長所】 自動防御能力と一瞬で20m内全ての対象を圧殺する能力。
     通常手段で死なない相手にも空気圧縮による行動不能勝ちが見込める。
【短所】 素早さ

【次鋒】
【名前】ゾーラギ
【属性】怪獣 顔はティラノサウルス似
【大きさ】背丈50m 高速道路の支柱のような6本の手足 
【攻撃力】本気を出せば衝撃耐性に優れた170mの最新鋭強化建造物
 (ムーンテンプル)を1秒と掛からずに粉砕することができるパワーを持つ。
稲妻:かすかに体を震わせて発動。全身から無数の稲妻を放ち、周囲一帯の建築物を
   根こそぎするように薙ぎ払うことが可能。(最低でも自身の身長以上の射程はあるはず)
 
・背中の突起から稲妻を四方八方に拡散させて周囲の建築物を無差別に破壊する状態から
 だんだんと稲妻を収束させて一方向に向けて放つことも可能。ムーンテンプルを破壊。

【防御力】ビルなどを破壊しながら進んで全く意に介さないゴツゴツした硬い体表。
     目や舌などはそれほを硬くないため攻撃を食らうと痛い。
     舌を切断された激痛で倒れるが、すぐに体を起して戦闘続行可能。

【素早さ】 移動は大きさ相応の人間の歩きより若干遅い位。ただし凄い振動と地響きを伴う。
  直撃したら死んでいるブギーの不可視の極細ワイヤー攻撃を素早く首を動かすことで
  間一髪で回避できる反応を持つ。前蹴りの連撃はブギーが必死になって
  回避しないと避けられないぐらい。
ブギーポップの速度:人間の数倍の反応を持ち、銃弾すら視認できる合成人間でも
         捉えられない素早い動きが可能。合成人間をワイヤーで瞬殺できる。
         ただしゾーラギとの戦闘時は子供を一人脇に抱えているので移動は若干鈍い。
         
【特殊能力】再生能力:切断された舌や破壊された目も下から新たに生えはじめる。(10秒前後)

【長所】50mの体長と6本の手足+強力な稲妻攻撃。反応もそこそこ高いレベル。
【短所】移動が鈍重。
 

【中堅】
【名前】 杉乃浦晴海
【属性】 人間 MPLS(超能力者) 世界の敵
【攻撃力】肉体的には女子高生並み。 特殊能力欄参照
【防御力】肉体的には女子高生並み。バスが吹っ飛ぶ爆発を受けても、
 その爆発が届く一瞬先に微細な爆発を周囲に放つことで炎を遮断し
  服には焦げ痕すら無い。狙い撃つ必要も無い位近距離から自分に放たれた弾丸も
  発射音の音速より速く燃え尽きた。
  その燃え尽きる様は下記の素早さ欄の合成人間でも感知できない速さ。
  投げられたナイフも彼女に接近する前(数m前位か)に溶けて燃え尽きた。
  敵が懐に所持していたナイフを全部投擲されてもその全ては空中で溶け、
  敵が逃走の時地面に捨てた刀は灰となった。
  自身で起こした熱の影響は一切受けない。
 
【素早さ】肉体的には女子高生並み。反応は戦闘用合成人間(銃弾視認レベル)以上。
   車より速く移動したり、完全に背後から撃たれた弾丸を拳で弾くことのできる合成人間
   ティアジャーカーによって様々な角度から放たれる刀の連続攻撃を相手に合わせた速度で
   熱を生み出す分子運動の方向を操作して刀の先端に当てることで、まるでそこに壁が
   あるかのように錯覚させるほど正確に何度も何度も弾いた。これを手加減して出来る。
   ティアジョーカーが小刻みにステップして、燃え尽きたナイフを隠れ蓑にしつつ
   不意を付いてナイフと完全に同じ軌道で突っ込んで来て刀を振り下ろしても余裕で対応。
   (ちなみに敵と刀が接近しても溶けなかったのは別の能力者の凍結パワーが充填されていたため)
   ティアジョーカーさえ全く気が付かない隙に服の裾に小さい火種を設置できる。
   ティアジャーカーによる二丁拳銃の銃撃を連射されても道具化している人間を
   自身の前に立ちはだかる様に動かして防御させた。
  
【特殊能力】 ”ワン・ホット・ミニット”(常時)
・この世に存在するありとあらゆるものから炎を引き出す能力。
対象の存在の裡(最深奥に眠る放棄の源泉)から強引に熱を引き出すため、燃やせないものが無い。
人(人間の意思)や地面や空気や森やアスファルトや金属、海水なども自在に燃やした。
接触すれば相手が外部からいくら頑丈でも無関係に燃やせる。接触しなくても防御欄にあるように
ある程度接近(数m位か)しただけでナイフや弾丸は音速より速く空中で溶け、刀は灰になる。
無意識でも海岸から森を含む岬の公園全体(自然公園なので100m以上か)が能力の影響で
白く暖かい靄に包まれ、自分の周囲は岩から湯気を出すほど。能力射程100m以上か。
常に効果が持続する能力なので触れた物や周囲の物はある程度自動的・無差別に燃え続ける。

全体爆破:公園の地中から熱を噴出させることで岬の公園全体を包む靄と反応させ発火。
     一瞬で公園全体のあらゆる空間を爆炎の高熱に包み込み、
          森を完全に薙ぎ払って辺り一面を荒野に変えた。

燃える火球を叩きこむ:射程10m程度か。火球(大きさ不明だが1m位か)を叩きつけ
         爆炎で辺り一帯(十数m?)にあった炎を吹き飛ばした。
この火球と上記の全体爆破は既に晴海が「自壊」する覚悟を決めていたのであえて威力を抑え、
全身の細胞と骨格を強化し耐熱防御できる合成人間に耐えられる程度の攻撃力で放った。
(ティアジャーカーが今まで食らった下記の爆発に比べて派手なだけで威力のない爆発だった)

爆破:素早さ欄にあるように熱を生み出す分子運動を制御し、
   任意の方向に任意の威力で爆発を自在に繰り出す。能力射程100m以上か。
   相手の服の裾に付けた小さい火種を中心に発火させた時は一気にバントラックが
   飲み込まれるほど火の玉が膨れ上がり爆発で吹っ飛び、大きな火柱が確認できる威力。
      反射的に目の前にある海を爆破した時は大量の海水が一瞬で沸騰し、
   液体が気体に変えられた膨張が爆発となって弾け、「どどどん」と
     物凄い高さの水柱が上がった。(詳細不明だが恐らく数十m規模か)
      道具と化した人間を車に当たったその瞬間に爆破した時は、一気に車を包み込む
      火球に膨れ上がり、突っ込んでくる車を炎上させて上空に吹っ飛ばした。
      道具化した3人を一度に爆発させた時は大きな火柱が立ち上がる程。(正確な高さは不明)

融解:相手の足元(数m先)のアスファルトを泥のように溶かしてズブズブと足を沈めさせ、
   もがこうとするティアジョーカーが間に合わない速度で即座に硬化させた。
     
道具化:晴海に触れた人間は強引に「何もかも燃えてしまえ」という破壊願望(潜在能力)
    を呼び覚ませられてその制御を晴海に乗っ取られる。意思を消滅させて完全な操り道具とする。
        手が触れた瞬間タイムラグ無しで自動発動。

【長所】あらゆるものを燃やし尽くす能力と合成人間を超える反応速度。
【短所】素の身体能力が女子高生。

【戦法】本気の威力で周囲100mを一度に爆破して対象を薙ぎ払う。
白い靄が吹き上がり出したら、地面から熱を出しまくって全体爆破。







【副将】
【名前】 フォルテッシモ(リィ舞阪)
【属性】MPLS(特殊能力者の総称) 元最強さん
【攻撃力】以下は全て空間に無数に走る罅割れに干渉することによる空間操作の結果である。
空間断裂攻撃:指を振ると超音速の空間断裂を放ち対象を切り刻む。座標指定or直線も自在。射程5m。連射可。
       これを受けた者は身体だけでなく「命」を直接切り裂かれるので治癒が不可能。
       (死が見える前提で他所から命=死の途中のエネルギーを継ぎ足してやれば回復が可)
衝撃波:上記の空間破壊の余波で発生する衝撃波で真空を作り人間(4台のジープに乗った軍人達を纏めて)
    を切り刻んだり、着弾点に数m爆発を起こして岩や岩盤を砕くことが可能。
    車の進む先の、彼方の方角に埋まっている対戦車地雷を狙って炸裂させた。射程百数十m位か。
触れた物を粉微塵にする:遊園地にある数十mの塔が砂の城ようにサラサラと風の中に消えていった。
            触れた書類の文字だけ砂のように消し去りただの紙に変える位の精密性も持つ。
物質転移:牢屋ごしに囚人の脳の血管の一部を切り取り、自分の指の間に移動させた。(囚人は死亡)
     数m距離から、瞬時に相当な実戦を潜り抜けた兵士の
     ホルスターから銃を奪い、自分の足元に落としてそれを踏みつけた。
     
【防御力】 素は鍛えた人間並み。
 鉄の鞘を胸にぶち込まれ肋骨を折られ、肺を手酷く痛め血反吐をぶちまけ戦闘不能になるが
 咄嗟に衝撃波で自分の周りを守って数十m吹っ飛び鉄骨に突っ込む落下ダメージを軽減。
 その後、意識を保ち携帯で会話したりもできる。
空間の断絶:空間を切り裂く能力で、自身の周囲(恐らく1m内)の空間を切り取り
      外界から攻撃を完全に遮断することが可能。(任意発動)攻撃と同時には展開できない。
      核兵器すら無力。振動も、光も、熱も、粒子も、エネルギーも、波も、電磁波も、放射線も、
      自身が望んだもの以外は一切届かず、逆に触れた物質(銃弾など)は削り取られ消失する。
      自身の放つ空間断裂攻撃を反射されてもシャットアウトすることができる。
空間の裂け目を操作:ダイアモンズ(裏組織)の集会場にいる全員(数十人位か?)から弾が尽きるまで
     延々と銃撃を掃射を続けられても、その全ての銃弾は自分の周りの空間の裂け目に
     引っかかって空中で完全に停止していた。
     その状態から、指を振ることで空間の裂け目を元に戻すと同時に空間に捩れを生じさせ
     静止している銃弾を全て元来た方向へ逆行させた。
 
【素早さ】
・銃弾視認が可能な動体視力を持つ合成人間でも捉えられない速度で加速する相手に余裕で対応可。
・背後の至近距離から事前には発射のタイミングが一切不明な状態で頭部をライフルを撃たれても
 発射タイミングや弾道が手に取るように分かり、わざと頬に掠らせる余裕がある。
・自身の放った超音速の空間断裂攻撃を(ホテルの室内で窓から入ってきた相手に対して
 面と向かって会話しながら放ったので5m前後か)反射されても即座にそれを防御できる。
・直線(直角)のみだが超音速飛行可。移動中は切り取った空間内なので摩擦・衝撃等の外界の影響は届かない。
・警官による銃撃の掃射を捌いたり、自分の放つ不可視の超音速空間断裂を攻撃の軌道を読んで
 その攻撃後の隙に完全に死角を突いて攻撃できる相手の斬撃でも薄く頬を切るのが限界な程全く隙の無い動き。

【特殊能力】 空間のヒビを視認し、それを弄ることで様々な空間操作が可能。
     (能力が完成すれば「ザ・スライダー」となるらしい)
 神経分断:射程5m。対象の人間の神経を空間的に分断し相手の体の自由を奪う。
      発動も解除も任意。指を振ることで好きな体勢に相手の身体を操ることも可能。
 
【長所】超音速対応と空間断裂による攻撃と防御。
【短所】射程が5mと短い。攻撃の瞬間は空間防御が無いので若干の隙が生じる。








【大将】
【名前】 六嶺美登里
【属性】 人間 MPLS(超能力者) 世界の敵
【攻撃力】特殊能力欄参照
【防御力】【素早さ】成人女性並み。幽鬼が徘徊するかのようにゆっくり歩く。
【特殊能力】 ”フォーリン・グレイス”(常時)
・見られた物が無差別に『停止』してしまう能力。意思などは不要。
・上空を飛ぶ渡り鳥の群れを横目でチラっと見ただけで、
 その鳥の群れ全てが何の前触れも無く唐突に停止して地面に落ちた。
 上記から凍結範囲は恐らく数十m。射程は数百m程度か。
・自身の周囲の空気分子が凍って細かい粒子となり飛散する。
・一歩一歩、歩くごとに周囲の地面が真っ白く凍結していく。
・『停止する』という本質が先にあり、凍るのはその付随物である。
・あらゆるものを内部から燃やし尽くす”ワン・ホット・ミニット”力でさえ
 フォーリン・グレイスの力を他者に充填した状態なら数秒間耐えられる。
 お互いの能力が相殺し合うとあるので、自分自身でも耐えられるだろう。
・この能力は常に自身及び自身の周囲にも影響を及ぼす為、不老。

【長所】見たものが問答無用で『停止』する強力無比な力。
【短所】覚醒した後すぐにブギーポップにワイヤーのようなもの
(糸のような特殊能力か?)でバラバラにされたので描写が少ない。
ブギーポップは既に停まっている者なので効かないらしい。
(自動的な存在、心の無い者・不可視、機械、幽霊、は停止不可か)
・バラバラにされた後はガラスの彫刻のような姿になった。































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