【作品名】 終わりのクロニクル

【ジャンル】 小説(ライトノベル)

【先鋒】 風見・千里
【次鋒】 サンダーフェロウ
【中堅】 荒帝
【副将】 黒陽
【大将】 レヴァイアサン



【共通設定】(用語解説)
概念:物理法則などの、世界の在り方そのもの。“そういうもの”だから仕方ないもの。
    自弦振動と呼ばれる可変振動波のパターンである事が解っているが、その詳細は不明。
    また、あらゆる存在は、自己を構成する概念の半分以上を消失すると滅びる。
    それは世界でさえも例外ではない。
※概念は矛盾許容の概念(Low-G特有)の下でしか創造する事が出来ない。
 また、不滅・蘇生・無敵化の概念はどの世界にも基本的に存在しない。
 正確に言えば、創る事自体は可能である事が解っているが、創られた例が無い。

G(ギア):世界の分類。相互の影響を歯車に例えられてそう呼ばれた。現存するGはLow-Gのみ。
      現実世界のLow-Gを最下位とし、1st-G〜10th-G、Top-Gの十二の世界が存在していた。
      番号は自弦振動の波長順に過ぎないが、上位のGほど強いとされている。
母体自弦振動:各Gが持つ自弦振動。その中にある全てに影響を与える。 概念条文はこちらを変調するもの。
子体自弦振動:個体が持つ自弦振動。固有概念能力や専用概念空間はこちらから引き出される。

概念空間:一定範囲の母体自弦振動を部分的に変更して異相空間と化したもの。通常空間からは隔離される。
        展開者の任意で内部に生物を取り込めるが、空間を越える力が無い限りは自力での出入りは不可能。
        こちらから外側を見る事は出来るが、自弦振動を感知されない限り
        外側からは概念空間の存在そのものが知覚出来ない。展開は一瞬で可能。
概念条文:一定以上の概念の塊。概念空間に入った瞬間か条文付加の瞬間、意味が声として聞こえる。
        概念空間内では、世界の法則がその言葉の通りに変化する。
概念核:概念条文の塊。主に一つの世界の概念の半分もしくは全てを収めたものを呼ぶ。
      世界そのものの塊のためその出力は膨大で、無尽蔵のエネルギー源としても扱われる。



【先鋒】
【名前】風見・千里
【属性】10th-G概念核に認められた人間・怪力ャー
【大きさ】平均的女子高校生並み
【攻撃力】概念核の加護により、素手で殴って人間が空を飛ぶ程度の怪力になっている。
G-Sp2:10th-Gの概念核を封じた、意志を持つ概念核兵器。形状は穂先を装甲で覆われた長槍。
 第一形態:通常の槍。常人が持つのが困難な程に重いが、風見は片手で軽々と扱える。
 第二形態:穂先が開いて光砲になる。地面を浅く抉る程度の威力。少なくとも100m以上の射程。
 第三形態:穂先を閉じて変形、飛翔機に。これに乗れば超音速の飛行が可能。
 準最終兵装展開:第三形態時に、内蔵のコンソールにGUNGNIRの七文字を打ち込む事によって発動。
               直径数kmになる光の竜の顎が開かれた穂先から一瞬で出現する。
               その高質量を直接ぶつけて攻撃。数秒後(?)に消失。
               少なくとも地殻を大きく抉る程度の破壊力を持つ。
 最終形態:GUNGNIRの後に追加でTITANICLANCEと打ち込む事によって発動。
          直径数kmの光の竜の全身が槍の如く射出される。推定射程は十数km以上。
          破壊力は準最終と同等。やはり数秒後に消失すると思われる。
【防御力】鍛えた高校生並み。
【素早さ】反応は音速超過。速度もG-Sp2第三形態を使えば音速超過に達する。
       風見自身の移動速度は鍛えた人間並み。
【特殊能力】※概念空間を自ら展開した事は無い。
X-Wi:背に担ったバックパック。”・――光とは力である。”という概念を使い光の翼を生む。
     飛行用だが速度でG-Sp2に劣り、G-Sp2第三形態時は主に飛行の方向転換に用いている。
     また、翼より小規模な光であれば同じ力として取り込み翼を巨大化させる事が出来る。
【長所】全竜交渉部隊中最大の破壊力。
【短所】脆い。最終までの僅かな手順が命取り?
【戦法】第三形態で急速離脱後、準最終兵装展開(余裕があれば最終形態)で迎撃。


【次鋒】
【名前】ダン・原川&ヒオ・サンダーソンinサンダーフェロウ
【属性】ニヒラーとおろおろ娘と5th-G最後の機竜
【大きさ】全長30mの青白の機械竜
【攻撃力】
 衝撃波:飛行中に限り周囲数十mに発生する。硝子が割れる程度の威力。
 雷撃:両翼の基部から発射。地面を抉る砲撃を無効化した防壁を割り、砲台を破壊する威力。
      連射可能。射程は300m以上。
 光剣:両翼からそれぞれ30mまで伸びる。雷撃で破壊しきれない装甲をスライス可能。
 竜砲:口から放たれる光学兵器。光の直径は20mに及び、300m以上の有効射程を持つ。
      雷撃と同等以上の威力で、更に厚さ数十mの装甲を砕く貫通力がある。
      但し、発射時に一瞬だけ減速するという欠点を持つ。
 ヴェスパーカノン:腹部に装備された、5th概念核を出力とする光学兵器。有効射程は7km以上。
                光の直径は数十m。竜砲以上の威力と、7kmに渡り重装甲を貫く貫通力を持つ。
                一度撃つと再発射まで数分かかる。こちらも発射時に減速。
【防御力】自機の竜砲と同程度の砲撃に辛うじて耐えられる装甲。
       但し、その際は重力制御で何とか墜落を免れる程度のダメージを受けている。
【素早さ】機体の速度は音速超過。
      原川とヒオは五倍の感覚加速補助を与えられているため、
      サンダーフェロウは最高速付近で格闘戦が可能であるため三人共音速超過反応。
【特殊能力】※格納用概念空間を有するが、機体の出入りは戦闘中に行っていないので考慮外。
重力制御:全長40mの機竜の残骸を前方に投げ飛ばす程度の力。射程は40m以上で、方向は自由。
フレーム交換:外装を瞬時に分解し、格納用概念空間からフレームを射出し入れ替える。
            速度重視の高速巡航型がメインで、他に接近戦仕様の格闘型と中間性能の通常巡航型があるが描写不足。
            接近戦をする時だけ少し速度が落ちる格闘型にする、というイメージで充分である。
            どのフレームでも武装は変化しない。また、予備フレームを囮として前方に射出する事も可能。
光学迷彩:概念を用いているので絶対的な不可視化が可能。
      但し、出力の問題からか不可視化の間は各種武装を使用していない。
【長所】ヴェスパーカノンの威力と多彩な武装。
【短所】フレーム交換における具体的な差異が不明。
【戦法】ヴェスパーカノンを撃ち、避けられたら雷撃や竜砲で応戦。
【備考】サンダーフェロウは操縦者と合一者を必要とする、人の意志を持った機竜である。
     原川が操縦席で操縦を、ヒオが合一して出力系を、
     サンダーフェロウ自身が火器管制と分析及び二人のフォローを担当している。


【中堅】
【名前】飛場・竜司&美影in荒帝
【属性】パシリ少年と3rd-Gの生き残り・美影と共に進化する武神
【大きさ】身長10mの人型機械+長さ25mの杭打ち機
【攻撃力】黒の長剣を装備。自機と同等以上の装甲を断ち切る程度の切れ味。
 神砕雷:全長25mの杭打ち機の形状を持つ3rd概念核兵器。右腕外側に装着。
        幅400m、有効射程2km強において地殻を容易く抉る威力の雷撃を放つ。
        杭打ちの動作を発動の起点としているため、再発射まで数秒かかる。
【防御力】自身の長剣と同等の攻撃を受け止める盾を左手に装備。
 機体の装甲は、砲弾並みの威力の光弾の連発を受けて大部分が砕ける程度。
【素早さ】二人の反応速度及び機体の飛行・行動速度は全て音速超過。
【特殊能力】※格納用概念空間を有するが、戦闘手段として使っていないので考慮外。
 先読み:相手の初動から戦闘の流れを読み、自分の動きを加えて流れを作っていく動作。
        音速超過の武神四機から視認不可能の相対速度において放たれた剣撃を全て回避した。
【長所】神砕雷の威力。
【短所】割と脆い。
【戦法】神砕雷をとにかく連射。
【備考】武神:搭乗者が合一して動かす人型機械。荒帝は二人乗り仕様。
           飛場が体術を、美影が機械系の制御を担当している。
           合一式なので操縦席にあたる部分は存在しない。
           また、負傷がフィードバックするため致命傷は人体準拠。




【副将】
【名前】黒陽
【属性】5th-G最大の機竜
【大きさ】全長800mの双胴の竜型航空機械
【攻撃力】
 主砲:本体下部に設置された光学兵器。砲撃反動で半径十数kmの大地が砕け散った。
  光の幅は20m以上で、有効射程は21km以上。砲撃自体の威力は少なくとも次鋒の主砲以上。
     再発射には約十五分かかる。
 黒の光:双胴全体に設置されている幾千もの無塔砲から発射される光学兵器。射程は600m以上。
        持続時間はかなり長く、長時間に渡って黒の柱が林立しているかのように見える程。
        30m級の機体(戦闘機よりやや硬い程度?)なら一門で撃墜可能。 尚、砲門は自由に動かせる。
 黒の刃:本体部分が両翼に装備している長大な黒の光剣。双胴分離時のみ使用可。
        黒の光一本と同等の威力があると思われる。
【防御力】
 全体に張られた不可視の防護壁により、地面を抉る程度の砲撃に対してはほぼ無傷。
 雷撃でも表面の装甲板が穿たれる程度。主砲発射時のみ防護壁を失うが、
 同時に双胴前方に主砲加速光として黒の雷光を伴い前方限定の防護効果を得る。
 同サイズの子機が防護壁の無い部分に地面を抉る砲撃を喰らい大破しているので本体強度はその程度。
 こちらの主砲に近い威力の砲撃で双胴が大破。半分程度の威力ならば雷光で無効化可能。
【素早さ】 通常航行時は時速90km程度だが、戦闘機動時にはほぼ音速。
        双胴を捨てれば更に加速し、音速超過に達している。

【特殊能力】 ※己を包む程度〜直径数km以上の概念空間を展開可能。
 重力概念:“・――全ては落ち行く。”という概念条文により成立。
        弾丸などの下面を設定されていないものは重力を受けなくなり、
       生物は下と認識している方向に重力を受けるようになる。
        黒陽ら5th-Gの機竜は、前方や上方を下と認識する事で飛行している。
 双胴分離:双胴を捨てて本体のみ離脱する。至近距離の主砲命中後でも離脱可能。
          本体の大きさは全長300m。
 光学迷彩:概念的な光学迷彩なので完全不可視。但し音や気配は残る。
          本体のみの時は戦闘機動時以外に使用しているが、双胴装備時は使用していない。
 5th-G概念核を動力としているため無尽蔵のエネルギーを有している。
 また、自己進化を望む生きた機械なので、機械としての思考能力と意思を兼ね備えている。
【長所】広範囲攻撃と巨大さを補う防御性能。
【短所】作中で黒の光(掠り)以外を命中させていないため威力が不鮮明。
      光学迷彩を双胴装備時・戦闘機動時に使用していない。
【戦法】開始直後に主砲を発射。直後、一斉射撃を続ける。





【大将】
【名前】レヴァイアサン
【属性】新世界を望む全竜
【大きさ】全長15km、最大直径2km超過の竜型航空戦艦
【攻撃力】
 主砲:上空から大地に当たれば深さ4kmまで抉り、半径10kmに大規模破壊が及ぶ光砲。
     有効射程10km前後の同種の砲撃を上回る出力なので、射程もそれ以上。
     口から発射するので一発ずつになるが、連射も可能。
 副砲:全身に仕込まれた直径5m以上の砲群。着弾射程は7km弱。
     一門で半径500mの市街地を吹き飛ばせる。
【防御力】副砲を返されても表面の小型装甲板が吹き飛ぶ程度。
      地殻を大きく抉る威力の雷撃を至近距離で喰らっても表面装甲が破砕するだけで貫通しない。
再生進化の概念:地殻破砕を遥かに上回る力が全身を貫き内外問わず破壊している最中にも
             高速自動修復が可能。

【素早さ】マッハ3を優に超える速度。また、静岡〜奥多摩の距離を五分とかからない。

【特殊能力】※己を包む程度〜直径数十kmの概念空間を展開可能。
 Low-Gのマイナス概念核が意志を得て戦艦の全体に散り、操っている。
だが機械ゆえにある程度の操作が可能で、中で駆動系を操作すると
副砲の停止と箱舟形態(主砲使用不能)への変形が出来る。軍勢の停止は不可能。

 情報隠蔽概念:概念空間の存在を決して察知されない。中から外へ出た時も中で得た全竜関連の情報を思い出せなくなる。

 また、下記の軍勢を己の力として操る。全て重力制御で飛行可能。 全機、飛行速度と反応速度は超音速。

 機竜三種:全長40m。主武装は口の主砲で、ビルを貫通・破壊する程度が標準威力。
      主砲と同等威力が直撃すれば撃墜される。
  Seraph型:硝子など瞬時に蒸発させる熱量の炎を主砲とする。炎を身に纏う事も可能。
        また、己の装甲を破壊する威力の64連追尾弾をも有する。121体。
  Cherubim型:管制用機竜。全長40m。固有武装は無い。406体。
  Galgalim型:地上戦に特化した機竜。巨体で低空と大地を蹂躙する。640体。

 武神三種:全長10mの人型。同じ武神の剣で両断される。
  Lords型:高重力防御(自動人形と同等?)と炎の二刀を持つ。301体。
  Virtures型:塩から作り上げた質量弾を肩の双砲から連射する。814体。
  Powers型:剣と盾を装備した武神。1201体。

 自動人形三種:人間サイズの天使型。機械の体だが、特別硬いわけではない。
  Prince型:砲槍と盾を装備。砲の威力はAngelus型と同等。
        Arch型と同等の重力制御も可能。98000体。
  Arch型:無手だが、重力制御が可能。実弾兵器は停め、光学兵器は捻じ曲げて回避する。
       攻撃時は人間を叩き伏せる程度で、制御範囲は最大半径200m。10001体。
  Angelus型:剣と砲を兼ねた機殻剣を装備。一つ一つが道路を抉り、
         ビルの窓ガラスを貫通する程度の威力を持つ。189000体。

  咆哮と共に概念条文を展開し、頭部が無事な分の軍勢を全機同時に瞬間修復する事も可能。
  数は暴走前のものだが、その大部分を修復時に復活・改修しているので大差無い。
【長所】巨体と再生進化の概念、そして三十万の軍勢。
【短所】主砲以外の長距離砲撃が出来ない。
【戦法】概念空間内に敵を捕え、全軍を周囲に展開しつつ主砲・副砲を連射。
        相手が遠ければ概念空間経由で接近。

【備考】90分が経過すると、マイナス概念の活性化により世界がマイナスに傾き崩壊する。
(自身も崩壊から逃れられないため自爆扱いになり負け)


































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