【作品名】 空の境界



【ジャンル】ライトノベル

【先鋒】 巫条霧絵
【次鋒】 浅上藤乃
【中堅】 荒耶宗蓮
【副将】 玄霧皐月
【大将】 「両儀式」

【両儀式の速度計算】
前提として、身体能力は式(日本刀所持)>>式(ナイフ所持)とする。
ナイフを所持した状態で常人が「気がつくより千倍迅い」速度で、差し出された腕を斬りつけている。
調べた範囲では、人間の視覚の応答速度は10ミリ秒以下らしいので、このときの間合いを0.5mとすると
0.5÷0.1×1000=5000(m/s)
中堅の荒耶宗蓮は、式にナイフで腕を攻撃されたのに対応して呪文(?)を詠唱している。
よって中堅の反応速度と詠唱速度は至近距離からの秒速5000m対応。秒数にすると0.0001秒程。
刀所持の両儀式は中堅の詠唱に対応しているので、両儀式の反応も同等かそれ以上。
この状態の式は中堅が認識不可能な速度で4メートルを詰めている。中堅の思考速度は不明なので、少々遅い結果が出る反応速度を採用して、
4÷0.0001=40000(m/s)
常人の反応速度が0.5秒〜0.2秒で、認識速度は0.1秒程度であることを参考にすると、中堅の認識速度は0.0001秒の0.5倍から0.2倍と推測 できる。
速度の近似値は比較的遅くなる方の80000m/sほどか。こちらも40000m/sと併記しておく。



【先鋒】
【名前】巫条霧絵
【属性】二重身体者 浮遊する体
【大きさ】女子高生並
【攻撃力】物質干渉は不可能、特殊能力頼り。
【防御力】通常物理に類する攻撃は意識体に近いため通じない。不可視。
【素早さ】女子高生並、飛行可能。
【特殊能力】相手を指さすことで「貴方は飛べるのだ」という印象を意識に直接刷り込み、洗脳出来る。
      相手は「飛べるのだ」の場合は本当に飛べるのだと考えて飛び降り自殺させられるか、確固たる実感に怯えて
      高い場所から逃げ出してしまう。
      言葉を「飛ぶのだ」「落ちろ」という物に置き換えて更に強い暗示も掛けられる。
      軽い暗示の時点で洗脳の域に達しており、暗示を強めれば更に強力となる。
【長所】飛び降り自殺
【短所】をさせられる場所がない。
【戦法】相手が飛べるなら「飛ぶのだ」→即死するであろう高さで「落ちろ」。    飛べなくても一応洗脳。
【備考】1つの人格で2つの体を操っている、と表現されるが、主観的には別物になっているらしい。
    生まれ持った体から遠隔操作しているわけではなく、2つ目の体が動いている間は完全に意識や人格が移行している模様。
    そのため、エントリは浮遊する2つ目の体に巫条霧絵の人格がある状態。


【次鋒】
【名前】浅上藤乃
【属性】存在不適合者の烙印を押された女子高生、「歪曲」
【大きさ】女子高生並
【攻撃力】
 『凶がれ』:敵を見て念じるだけで、対象を一気に引き千切ることが可能。
      (瞬時に対象に軸を固定し右目の念力で右回転・左目の念力で左回転させる)
      最大では海峡にかかる橋(全長10km)の出入口を軸にその橋を曲げるほどの威力。
      通常射程は視界内全域。千里眼を併用することで、橋を含む海峡全域(最低でも範囲10km以上)を視界に納められる。
      不可視であるこの超能力を直死の魔眼で『見る』と「緑色と赤色の螺旋が飛んでくる」様に映るらしい。
      相手を直視しなければならないので物陰に隠れられると当たらないが、千里眼を用いればこの欠点は解消される。
  身体能力は普通の女子高生以下。
【防御力】盲腸炎の症状悪化によって数分後には意識不明。身体的にも普通の女子高生以下。
【素早さ】単純な移動速度は普通の女子高生以下。身体を引きずるように歩くのが精一杯。
     声より速く動ける相手が数メートルの距離から突撃してきたのに対応して能力を発動させられる。
     こちらに一瞬の迷いがあっても充分に間に合う反応速度。
     攻撃を見切ったわけではないが、ナイフの間合いからの秒速5000m相当の斬撃を、放たれてから咄嗟に屈むことで回避した。
【特殊能力】
 透視・千里眼:脳裏に自分がいる橋を含む海峡の全景が浮かび上がるぐらいまで視界を広げて見渡すことが可能。
        障害物に隠れられると弱いという欠点もこれで克服されている。この範囲内であれば恐らく死角はない。
【長所】視認して念じるだけで高威力の攻撃が放てる。千里眼によって見えない位置にいる相手も補足可。
【短所】回転軸を作る暇もなく瞬殺されたら終わり。身体能力の低さ。
【戦法】基本的には相手を視認→即座に『凶がれ』。
    相手が巨大兵器の場合は内部に視界をとばして中の人を『凶がれ』。
    相手が巨大生物で移動速度が早い場合は、
    千里眼で上空から周囲の全景を見ることで相手の移動速度に対応して『凶がれ』。
    ただし戦艦等の乗員が多そうな相手の場合は基本戦法で戦う。


【中堅】
【名前】荒耶宗蓮
【属性】二百年を生きた魔術師
【大きさ】成人男性並(少々長身か)+直径4mの結界
【攻撃力】腕の一振りで人体を粉々にできる腕力。拳の威力はコンクリートをも砕く。
「粛」:拳を握る動きに連動して、任意の空間を握り潰す。この間のタイムラグはない。左右どちらでも放てる。
    最大範囲は普通の十階建てより高いマンションを丸ごと収められるくらい。射程は同上のマンションの敷地相応。
    内壁の一部を巻き込んで圧縮したこともあるので、一度に効果範囲に収められなくても削っていけるはず。
    エーテル体(詳細不明)で出来た影の魔物すらも、一瞬で押し潰されて見えなくなり、消失した。実体らしい実体がなくても有効。
【防御力】肉体の強度自体は極限まで鍛え抜いた達人並み。
     しかし「静止」という起源に縛られているため、極めて死ににくい。
     直死の魔眼をフル稼働させても、死の線がごく僅かしか見えなかった。
     右腕を切り落とされ、死の線を断たれ、頚動脈にナイフを根元まで刺されてもしばらく戦闘続行できる。
     これだけの損壊を負って一度死亡しても、ゆっくりと蘇生する。掛かる時間は数分〜十数分程度か。厳密な時間は不明。
     ナイフで胸を刺された程度では意に介さない。
     胴体の一部ごと腕を切り落とされても普通に戦闘可能。切断された腕も任意で動かせる。
     上記のように腕を切断され、更に死の線を断たれた上で体が縦に両断されかけるほどの傷を負っても、
     火を付けて放置された煙草が燃え尽きるくらいの間、生存。両腕を失ったので圧縮はできなかったようだが会話は出来る。
     即死攻撃を受けても即死はしないと思われる(いずれ致死はするはず)

     体に魔力を流しているため、間接的な魔力の働きは弾いて無効化できる。
     要するに離れた場所から対象の肉体を炎上させるといった類の魔術は効かない。
     例えば魔術で発生させた炎を直接ぶつけたり、接触して効果を叩き込むタイプなら通用するようだ。
     作中では、人体を丸ごと燃焼させられる魔術が通用しないと言われた。
【素早さ】最低でも音速対応の相手が反応できない速度で数メートル移動した。
     マンションの敷地相応の結界内部であれば瞬間移動できる。詳細な速度は不明。
     反応速度:
     1.5000m/sの斬撃に対応して呪文らしきものを唱えられる。秒数にすると0.0001秒程。
       拳を握る速度は、このときの呪文とは別のものだが、より短い詠唱とほぼ同時。
     2.二、三度同じ攻撃を見た上ではあるが、最低でも秒速40000m、計算によっては秒速80000mに達する大将の斬撃を左手で受け止めた。
       ただし回避は出来ず、それ以前の斬撃は認識すらできなかった。最大値を取るならこちらか。
       腕を斬られてから後ろに飛び退いた距離での反応なので、大体2mほど。
【特殊能力】
結界:周囲に纏っている三重の結界。それぞれ効果は変わらない。
   円形の境界を越えた生物から動力を奪い、その場に停止させる。無理に動くこともできなくはないが、脚が千切れる。
   落下してきた人間すら空中に静止させられ、生物だけでなく大気の流動まで停止させていた。
   ぎりぎり反応できる速さの投げナイフは貫通していたが、2つの結界で水面を跳ねる小石のように弾かれて、軌道が変わったように描写されていた。
   結界の効果の一端か、目で見ているのに間近にいると思えないほど気配が無い。
長きに渡ってただ一つの目的を求め続けた結果、思考の方向性が変わらなくなった。そういう視点で見れば、既に人間ではなく概念らしい。
対常人レベルの精神操作では通用しないか?
【長所】空間攻撃。メンバーの中では抜きん出てタフ。
【短所】結界が万能じゃない。
【備考】マンションの敷地を覆う結界(テンプレの結界とは別物)の内側にいるときのスペックで参戦。
    構造体としてのマンションの設備などが必要と思われる能力は外している。
    仏舎利のご加護もいまいちテンプレにしにくいので考慮外。



【副将】
【名前】玄霧皐月
【属性】偽神の書『ゴドーワード』、統一言語師『マスター・オブ・バベル』の名を冠する魔術師
【大きさ】一般成人並み
【攻撃力】一般成人並み
【防御力】
 一般成人並み以下。
 両儀式の直死の魔眼で視るとその体は死の線だらけで、今まで視た誰よりも死に易いらしい。
【素早さ】
 移動速度などは一般成人並み。
 腕を振ってナイフが当たる至近距離から秒速5000m相当の斬撃を放たれても、直撃を回避できる反応。秒数にして約0.0001秒。
 (油断していたせいで回避はしきれず、左腕にそう大きくない傷を負ったと思われる。
  腕全体が駄目になったのは直死の魔眼による攻撃だったため。直後に会った人物は傷に気付かなかった)
【特殊能力】
 統一言語:人が世界そのものに話しかけて意味を決定させる言語。
      個人がそれを否定する事は自身が世界に存在する事を拒否する事になる。
      ゆえに彼の言葉はそのまま真実になってしまう。万物に共通する最高の催眠術。
      玄霧皐月はそのたった一つの言語を学び、それを唯一再現できる存在。
     ・本編では、【あなた」「には」「みえない】(日本語に意訳するとこのような言葉)
       と発言することで自身の姿を相手から隠し、【ここ」「では」「みえない】
       と発言することで、その場所においては直死の魔眼をも封じた。
      また、対象個人にではなく世界に記憶されている存在に直接働きかける言語ゆえ、
      世界に記録されたあらゆる記録を引き出すことができる。(過去についてのみ任意で全知)
      ある意味では「未来を視る」式の直死の魔眼と同位の能力。
 記憶を奪う:上記の能力を通して対象の記憶を奪うことが可能。
       発動は瞬時。射程はおそらくギリギリ手の届かない範囲。
       記憶を奪われた相手は外部からの刺激があるまで一種のトランス状態に陥る。
2つの能力は洗脳のレベルすら超えた暗示が全く通用しない相手にも有効。
言語習得の副産物として全ての人種の言語を理解している。
もはや思想が変化せず、永遠を求めるだけの概念になっている。対常人レベルの精神操作では通用しないか?
【長所】反則的な統一言語。
【短所】極めて脆い。
【備考】
※外部からの情報の『再認』ができない。あらゆるものは単語として「記録」され、
 人間の場合には身長、体重、骨格、肌の色、髪型、言動、年齢という特徴のみが記録されており、
 その特徴を一致させることによって個人の識別をおこなう。
 つまりは五感を通したこけおどしの類は効果が無い。
 ただし外界の認識自体はしているので、技術に則った催眠術の類は効果があるものと思われる。



【大将】
【名前】「両儀式」
【属性】和服戦闘少女 第三人格
【大きさ】160cm
【武装】日本刀(九字兼定)500年以上の歳月を経た名刀
【攻撃力】達人の域に達した日本刀による斬撃。死を見ることであらゆるものを切り裂く。
     詳しくは特殊能力欄。刀一振りで敵の3つある結界を2つ同時に纏めて切る等。
     刀自体に神秘が宿っており、抜き身にするだけで四階建てのビルにかけられた結界を無力化し得るらしい。
【防御力】多少鍛えた人間(女)。
     肋骨がバキバキに折れ、内臓に大ダメージを負っている状態でも戦闘可能。
     日本刀所持のときの素早さはその状態でのもの。
【素早さ】詳細は【両儀式の速度計算】参照。
     反応速度:推定0.0001秒。
     移動速度:反応速度0.0001秒の相手が思考すら間に合わない速度で、4メートルを一歩で踏み込んだ。
          最低でも秒速40000m。認識速度が反応速度の半分も占めているとしても秒速80000m(常人の場合は1/5〜1/2程度)
     斬撃速度:その場で振るっても秒速5000mを越える速度。
          踏み込みからの斬撃であれば移動速度相応。
     4mの移動を目の当たりにした相手の見立てでは、9mの間合いでさえ一歩で詰めることができる。
【特殊能力】直視の魔眼で「有限」であるものの死の線を見る:
・死の線を見て切ることで「有」であるものを断ち切って殺す。
・空間そのものや空間攻撃による空間の歪み、結界、魔術、超能力(念力)
 霊体、空気、などの不可視のものを見て、その線を切った。
・切られた部分は「完全に死ぬ」ので再生や復活は不可能。
・無限の空間の中に閉じ込められてもそれを切り裂き脱出。
・予知(のようなもの)で空間を操る敵の瞬間移動した先へ攻撃を行なった。
       ※敵が空間を繋げる刹那(まだ目の前に敵がいる状態であるにもかかわらず)、
        マンションの十階から飛び降りて地上へ瞬間移動した敵へ斬撃を命中させた。

式の魔眼は、無限を無限たらしめるには有限を定めなければならず、物事に果てがあるからこそ『無限』と
観測される物ならば内包する有限を見つけ出して断ち切れる。(地の文での表現)
無限の中には有限はない(有限が存在しない)が、有限あってこその無限(無限に続く道、無限に続く空間等、
本来有限である物事を無限にした物)であれば、それに内包されている『有限』を断ち切ることで無限をも断ち切れる。

作中で有限が元から存在しない無限は完全な無であり、故に元より存在が無い物は断ち切れない。
要するに、限界が存在する形で表せる物(無限の〜、と表記出来る物や、限界がある物)ならば断ち切れると思われる。
断ち切っているのは物事が内包する『有限』という概念であり、物理的な防御等は関係ないと思われる。

作中で断ち切った物を列記すると、
自分に取り付いた霊体(自分の身体ごと刺したが負傷は無し)、本体から独立した意識体、
超能力(念力)、空間そのものと空間の歪みによる攻撃、触れた物の動きを停止させる結界、空気など。
この魔眼により、不可視の霊体や念力をも視認して断ち切り、無効化や殺害することが出来る。

無限の異空間に閉じ込められても、その空間の内包する『有限』を断ち切って空間を切り裂き、あっさりと脱出した。

全能:単一惑星規模の任意全能。物理法則を書き換えることや、生命の系統樹を変えてしまうこともできるらしい。
精神耐性:加減しても常人にとっては洗脳レベルの暗示を全力でかけられても通用しない。
義手:左腕の義手で4m上方にいる意識体を掴み、手元まで引き寄せた。製作者曰く霊体ぐらいは掴める。

【長所】文字通りの一撃必殺。
【短所】防御力が紙。全能考慮するとテンプレの大半が無意味になる。
【備考】日本刀を武器としているときは、ナイフを使っているときと比べて身体能力が飛躍的に上昇する。
    よって、ナイフ所持の状態で可能だったことは日本刀所持の時点でも可能であると考えられる。
    発生順序で考えればこれが一番最初の人格なのだが、解説を書くと長くなるので、便宜上第三人格と表記した
    
















































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